今回は、前回に続いてコンクリート工事の中からコンクリート材料についてお話したいと思います。
皆様も御存じの通り、コンクリートは基本的にセメント・砂・砂利に水を加えて練合せて作ります。
そのそれぞれの材料について基礎的な事を知っておいてください。
- セメントの種類
・普通ポルトランドセメント
・早強ポルトランドセメント
・超早強ポルトランドセメント
・中庸熱ポルトランドセメント
・高炉セメント
・シリカセメント
・フライアッシュセメント - 細骨材の種類
・普通コンクリート → 川砂・山砂(洗砂)・砕砂
・軽量コンクリート → 人工軽量細骨材・人工軽量細骨材+砂 - 粗骨材の種類
・普通コンクリート → 砂利・砕石・高炉スラグ粗骨材
・軽量コンクリート → 人工軽量粗骨材 - 水は基本的に、コンクリートの練混ぜ用として支障のないもの
コンクリートについての専門用語
- 生コンクリートの表示の仕方
普通コンクリート・軽量コンクリートなど
- 設計基準強度
設計時に求められているコンクリートの強度
- 呼び強度
設計基準強度に温度補正値を加えた強度
- スランプ
コンクリートが固まる前の柔らかさ - 空気量
コンクリート単位量の中に含まれる空気の量
- 粗骨材
基本的には砂利のこと
- 細骨材
基本的には砂のこと - セメントの種類
一般的なポルトランドセメントとか高炉セメントとかセメントの種類を示す
一般的な生コンクリートの流通経路
- 発注者(ゼネコン) → 特約販売店 → 協同組合(共同販売) → 生コンメーカー(割当て) 【販売方式】
- 発注者 → 協同組合(共同販売) → 生コンメーカー(割当て) 【直販方式】
- 発注者 → 特約販売店 → 生コンメーカー
- 発注者 → 生コンメーカー (小口物)